もうひとつの家〜バースホーム湘南鎌倉〜
分娩、産後ケア施設の湘南鎌倉バースクリニックが、産後ケアを残すかたちで
「湘南鎌倉助産院・産後ケアセンター(バースホーム湘南鎌倉)」
として2024年4月1日に新たにリニューアルし、7/5に教育福祉委員会で視察に伺いました。
妊娠中から産後まで、育児期間を「また乗り越えられそう」と思えるような、気軽に相談できリフレッシュできる
`もうひとつの家`のように利用できる場所とのことです。
当施設は、生後4ヶ月までの母子が産後ケア事業等を利用し、心身のケアや育児のサポートを行い産後も安心して子育てができるように支援することを目的としています。
6市町村(鎌倉・藤沢・逗子・葉山・茅ヶ崎・寒川)と連携しており、たとえば鎌倉市民は1泊2日一般6万円のところ、1万2000円で利用できる助成があります。
施設の特徴としては、助産師による育児相談・授乳相談・授乳ケアの24時間サポート、宿泊・訪問・日帰りサービス、育児サロンやランチ会の開催など多岐に渡り、周産期ケアの新しい体制として地域の周産期医療を支えます。
市町により助成の対象年齢、費用や内容も異なることでの人材配置などの事業者の負担、人材不足などの課題があると思いますが、地域との連携や助産師と一緒に寄り添える場所として子育てに悩む方達にとってとても重要な応援施設であると思いました。
私が東京で子どもを産んだときの、当時自営業だった仕事との両立の不安や、保育園に入れるか問題、祖父母の事、高齢出産であること、不安と孤独で日々辛かったことを思い出します。何かあれば、全てが母親の責任になるような重圧も感じていました。その当時は近くにそういった産後ケアセンターがなかった、いやあったのかすら知らなかったです。 だからこそ、バースホーム湘南鎌倉のような、もうひとつの家が全ての妊産婦さんに必要だと思います。
教室やイベント開催などで広く周知し、孤立させない子育ての実現に期待します。