9月の一般質問は防災、里山、コロナ禍での子ども達のケアについて

9月の定例会の一般質問で喫緊の課題である3点を質問しました。
●1点目は気候変動による影響で、豪雨、長雨の頻度が高まり、これからますます災害対策が重要であることから、まず市内の盛り土造成についてとりあげました。
7月始めの梅雨前線の停滞で、鎌倉市は7月1〜4日の96時間に341.5㎜の雨が降り、倒木・崖崩れ・停電の被害が発生しました。静岡県熱海市では大規模な土石流が発生しました。その大部分が県条例違反の盛り土によるものでした。宅地化を目的としない残土などが持ち込まれた盛り土で、宅地造成等規制法の対象外であり、各自治体が条例を制定して対応している状況です。
鎌倉市にはこのような盛り土の可能性はほぼないとのことですが、山が多く複雑に入り組んだ地形であり、土を削ったり盛ったりして宅地造成を行なった箇所は多く存在します。現在、全国の自治体が第1次スクリーニング調査に基づく大規模盛土造成地マップをHPで公開しています。鎌倉市は、287箇所のうち、盛り土部分の安全性確認が必要な4箇所を抽出していますが、その4箇所は非公表であり、2次調査が終了したら公表されるとのことです。
大規模盛り土の宅地造成調査は、大地震発生時の地滑り等の危険度を予測し、必要な個所の対策を行うためのものです。しかし、地震だけではなく、昨今は気候変動で豪雨、長雨の頻度が高まっています。思わぬ影響が進行している恐れもあるため、市民が常に潜在的リスクとして認識できるよう、市は適切な情報提供をする必要があることを訴えました。

   ⭐️鎌倉市大規模盛り土造成マップ

 次は土砂災害のレッドゾーン指定について質問しました。神奈川県が土砂災害防止法に基づき、鎌倉市内に土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンについての公表を行いました。しかし、レッドゾーン指定案はがけ地の所有者にしか知らされず、被害の可能性がある近隣住民には報告はないとのことであり、近隣住民にこそ周知をすべきだと訴えました。また、HPの「防災情報マップ」だけでなく、市民全員が常日頃手に取って見られるように、紙媒体の『防災情報ハンドブック』を更新して全戸配布するよう求めました。

   ⭐️防災情報マップはこちら

7月の近所の土砂崩れの様子

災害防災基本法の改正で、避難情報が今年の5月から変更になり、広報かまくら8月号でも大きく取り上げられました。自宅が対象地域かどうかを確認し、避難情報が出された時に備えて避難の選択肢を多数考えておくことが必要です。また、地区防災計画の作成を総合防災課にサポートしてもらいたいと要望しました。

  ⭐️広報かまくら8月号はこちら

●2つ目は里山の保全についてです。近年自然災害の激甚化に伴い、家の周りの木々が大きくなり不安であるという声を多く聞きます。市は、平成30年に策定した鎌倉緑地維持管理計画に基づき、防災対策の視点で、危険度が高い61箇所、約91ヘクタールの緑地を抽出し、年次計画を立てて外緑地の危険木の伐採に取り組んでいます。加えて、住宅に面した危険木の指摘については、職員が確認し危険性の高いものから随時対応をするとの回答です。緑地全体の継続的な管理を行い、健全な状態を保つことの重要性を主張しました。

 鎌倉市は樹林地が33%と豊かであり、維持管理は地域の課題です。維持管理に当たって多くの市民と連携していくことの重要性について、市の考えを聞きました。私も参加して竹林整備を行っている常盤山は、歴史的風土特別保存地区として自然環境の保全に重点を置き、稀少な動植物の成育空間となっています。市民の方に理解していただき、管轄の神奈川県とも連携し、ボランティアの方達の話も聞きながら、常盤山の維持管理を進めていくことを確認しました。緑地には大気を浄化し、生物多様性の確保などの環境面や防災の役割、多世代の健康運動の場や、人の集うコミュニティーの場にもなり、良好な景観による魅力の向上は観光振興にもつながります。市内には市民団体が手入れに参加して守っている緑地、里山がいくつもあり、鎌倉市の緑保全の大きな特徴となっていますが、後継者不足、市民団体と行政との連携の取り方などの課題もあります。市と連携した市民協働を進めていくことが大切です。

人間VSカラス@峯山
負けてビワなくなりました

 ⭐️緑地の維持管理のために

 

●3つ目はコロナ禍での子ども達のケアについてです。周りの保護者からはコロナ禍における自粛やイベントの中止などが長期的に続き、限界を感じるとの声や子どもたちのメンタル面を心配する声が後を絶ちません。市のHPの「新型コロナウィルスに関する教育相談のご案内」では国立成育国立センターのリンクがあり、その中の第5回目のコロナ子どもアンケートでは、コロナを考えると嫌な気持ちになる、寝つけない、集中できない、イライラする、一人ぼっちだと感じるなど7割超が何らかのストレスを抱えています。また自分や家族を傷つけてしまう、家族やペットに暴力を振るってしまうという自傷他害の回答が過去の調査よりも増えています。2020年に自殺した児童生徒は過去最多の479人ですが、今年の2021年の7月時点では272人と去年を上回る勢いで増加しており、長期的なコロナ禍の中でよりストレスはより深刻で早急な対応が求められます。今の現状を受け止めて、子どもたちや保護者が抱える思いや不安を溜め込む前に解消でき安らげる機会や場所が必要であると訴え、市長の考えを聞きました。市長は`放課後かまくらっ子`での放課後の居場所のサポートや、保護者のための`子供と家庭の相談室`について説明しました。しかし、学校・家・放課後かまくらっ子という選択肢が合わない子もいます。一人ひとりの落ち着ける居場所は違うことから、今一度選択肢を広げて、子ども達のストレスが少しでも軽減できるような居場所づくりが大切だと主張して一般質問を終えました。

⭐️国立成育医療研究センター「コロナ✖️こどもアンケート」はこちら

⬆️ おすすめです!こどもにも保護者にも寄り添った声かけをしています。ぜひ見てください!

⭐️鎌倉市HP「新型コロナウィルスに関する教育相談のご案内」はこちら

鎌倉中央公園の梅と峯山茶

峯山産のタケノコ

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