一般質問その2は子どものマスクのリスクについて

子どものマスクのリスクについては、去年の私が議員になり初めての6月議会の一般質問でも取り上げました。

去年は体育の授業中にマスクをしていた大阪府の小学生が死亡した事故がありました。運動中にマスクをしてもしなくても良いと曖昧な指示が出ていたとのことでした。今年は去年に比べてマスクが定着し、外せない子どもが増えてきており、熱中症を心配する親の声も多いです。大人は自己判断で着脱できますが、子どもには配慮が必要です。

イギリスではマスクが撤廃されたり、世界で立つマスクの流れがあります。アメリカではNPO mom For Liberty「自由を求める母親たち」が立ち上がり、子どもにとってコロナは脅威ではないとマスク自由化を掲げ、教育に親の意向を反映させてほしい、政府の干渉は制限すべき、子どものことは親が決めると立ち上がり、設立1年で37州195支部8万人が集まりました。

2022年5月19日、厚労省の専門家組織は、小児のマスク着用については、新型コロナウィルスの長期化する中で熱中症のリスクや表情が見えにくくなることによる発達の弊害も懸念されると指摘し、マスク着用を一律には求めず無理に着用させない方向性を示しました。

しかし人との距離の確保や会話の制限などの条件への判断は子どもには難しく、実際にいじめや不登校につながっているという話もあり、大きな問題です。

学校生活では屋外の運動場に限らずプールや屋内の体育館も含め体育の授業、部活、登下校の際にはマスクを外すと書いてあります。それにもかかわらず、ほとんどの子がマスクをしているのはこの2年間、強制的にマスクをつけさせられて外せなくなってしまっていることであり、大人の責任が大きいと考えます。

不登校が全国的に増加傾向にあり、2021年10月の国の調査では小中学生で19万6千人と、前年より1万5千人増えています。制限のある学校生活や、マスクが原因で不登校や身体的・精神的な不調をきたす子ども達がいるという事は各メディアや新聞でも取り上げています。先生も子ども達の感情の把握が難しくなっている上に、子どもの不登校をきっかけに親が仕事を辞めざるを得ないケースも増え、子供も親も追い詰められています。

鎌倉市の教育委員会では自然に外せるように積極的に促すとのことですが、熱中症で命に関わることがないように日々努めてくださるようお願いしました。

 

 

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