その3はかまくらプラごみゼロ宣言と子どもへの環境教育について
SDGSを学んでいる子ども達がプラスチック問題について学び、削減に向けた活動をしています。有志を募って休みの日や放課後にごみ拾いをしている子ども達もいます。私も一緒に参加したりして話を聞いてみると、子ども達の強い意志と前向きに進んでいく姿に感動しています。その思いを受け止める責任が大人にはあると思います。
経済協力開発機構(OECD)は世界のプラごみが2060年には現状の約3倍の10億1400万トンになると予測した報告書を公表しました。環境中への流出量も2倍に増えると分析し「生態系や人のリスクが増大する」として抜本的な対策強化を求めました。
鎌倉市はプラごみゼロ宣言から4年経ちましたが、コロナ禍の影響もあり家庭系プラスチックごみは増えてしまってい流現状があります。
プラスチックごみについては廃棄物削減の3Rの中でも、優先順位はまず`reduce`であり、減らす・使わないようにする事が第一です。次に物を大事に何度でも使う`reuse`(リユース)、そして再資源化の`recyele`(リサイクル)の順番になるという事を子ども達がちゃんと分かって行動している子がいるという事は本当に素晴らしい事だと思います。保護者からも学校の教材を見直して欲しいとの声が上がっています。リユースの観点からも給食のストロー、プラ製の植木鉢、算数ブロックの一括購入について見直すべきではないかと思います。
素晴らしい取り組みをしている京都の亀岡市は全国に先駆けて「プラスチック製レジ袋禁止条例」を制定し、エコバック持参率98%になったそうです。そのほかにもソフトバンクとの共同研究として、ポイ捨てごみゼロに向けて亀岡市公式LINEアカウントからポイ捨てごみの状況を投稿できるサービスがスタートしました。
また亀岡市のHPには市役所や民間企業の取り組みとともに、各小学校の取り組みを紹介しています。このように市が連携して子ども達の取り組みの後押しをする事で、子ども達の自信にもつながります。情報共有する事で他校でも参考にしやすくなりとても良い事だと思います。
プラごみゼロ宣言をした鎌倉市も早急に対策や啓発を進め、プラスチック削減に向けて取り組んで欲しいです。