駅頭デビュー「子育てから社会の課題が見えてきた」
初めて、駅頭を行いました。大船駅東口で「子育てから見えてきた社会の課題」についてお話ししました。(今日は、時々メモを見ながら)
私は、東京で子どもを産んで、働きながら子育てをしてきました。保育園に入所するためには、働く時間が長い方が有利になります。保育要件に合わせて目いっぱい働かなければならなくて、心身ともに疲弊してしまいました。それで、自然が豊かで子育てに適した環境の鎌倉市に引っ越してきました。子どもが3歳と5歳になっていたこともあり、幸い受け入れてくれる保育園が見つかったのですが、入園までの1か月の間、一時預かり保育を探したけれども空きがなくて入れませんでした。子どもたちは遊びたい盛りで、長谷・梶原・深沢の子ども会館を巡って遊ばせました。その時に出会ったママや会館のスタッフに情報を得て、鎌倉中央公園という素晴らしい公園を知り、谷戸のイベントに参加したりするようになり、どんどんつながりが広がっていきました。
そして今度は子どもが就学したら、鎌倉市では学校を活用した「放課後かまくらっ子」を利用します。放課後も学校内で過ごすことは安心ではありますが、一か所に限ってしまうと、そこに馴染めない子どもは居場所がなくなり、孤立してしまうケースがあります。鎌倉市では、子ども会館の閉館や民間学童保育の補助金カットの方針が示されていますが、私はそれには反対です。地域に、親も子も安心できる場所を増やしていくことは絶対に必要です。
それから、子どもが成長するうえで大切なのは食です。神奈川ネットは子どもたちに安全で美味しい給食を食べさせたいとの思いから、野菜の塩素消毒の廃止・磁器食器への変更・石けん洗浄・遺伝子組換え食品の原則不使用・食材の放射線量測定など、数多く提案し実現させてきました。最近ではゲノム編集食品が問題だと考えています。私も、神奈川ネットの先輩たちの政策を引き継ぎ、引き続き安全でよりおいしい給食を目指していきます。また、食育をもっと充実させてほしいとのママたちの声があります。食育を学ぶ機会は大切に守っていきたいと思います。食育を通して食べることのありがたみや命の大切さを学ぶことは、今起きている食品ロスや廃棄問題、マイクロプラスチックなどの環境教育につながります。子どもたちには、将来を考え行動できる人になってほしいと思います。
私の子育ての中には、課題が5つありました。働き方やライフスタイルに合わせて選べる保育制度であること、一時預かり保育の拡充、子どもも親も集まれる地域の居場所を増やすこと、安全でよりおいしい給食の提供、そして食育の推進です。「それって政治だよ」子育て中の親として、身近な課題を鎌倉市政に訴えていきます。