危険なブロック塀対策

2018年6月18日に大阪で発生した地震で、高槻市の学校プール脇のブロック塀倒壊により小学生が亡くなるという痛ましい事故が起きたことは記憶に残っています。だから、「くずれそうな塀には近づかないようにしてね、あぶないから。」こどもと外出すると呪文のように言ってしまいます。

鎌倉市には「危険ブロック塀撤去費の補助制度」があります。この制度はネット鎌倉が提案して実現したものです。もともとあった「生け垣奨励助成事業」を防災の視点に広げ、危険なブロック塀撤去にも適用するように求め、2008年には「道路に面した危険なブロック塀等の除却工事に要する費用の一部を補助する事業」が始まりました。

以降、市は制度を見直しながら先進的に進めてきました。2017年には、補助率50%で補助の上限額10万円だったものを、上限額を撤廃。津波浸水想定区域については補助率を90%に引き上げ、撤去後の軽量なフェンス等の設置も補助対象に追加しました。これによって申請件数は前年度の約5倍に増加したということです。

引き続き、通学路に面した危険ブロック塀については補助のお知らせを兼ねて毎年居住者等への改善要請や追跡調査を行っていますが、今年2月17日現在で、まだ1670件ほど残っているそうです。子どもたちが通る道の安全は、最優先で守りたいと思います。

そして、通学路ではなくても、日常生活が脅かされる危険なブロック塀もあります。気になる方は市の建築指導課に問い合わせてみてはいかがですか?
鎌倉市役所都市調整部建築指導課 電話23-3000(内線2530)

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